河原町OPAの裏手、unicoの向いにあるロールケーキ専門店。しっとりとした薄手の生地でクリームを包んだだけの実にシンプルなロールケーキ。オーナーの中田佳成氏が作るケーキはプレーンの「キュリオ」、チョコレートの「ゲアキル」、カスタードキャラメルの全部で3種類(2004年5月現在)だが、どれも特色あるロールケーキに仕上がっている。それぞれ一日限定150個ずつであり、しかも日持ちがしない繊細なケーキのためお早目の来店をお勧めします。
ロールケーキは全体的に小さくシンプルで、非常に食べやすい。また後味も上品ですっきりしており、淡雪のような、という表現がよく似合う。大変コクのある淡雪ではあるが。保存剤無添加、生地とクリームに最大限こだわり、裁断に至るまで一つ一つ丁寧に作られたケーキはもはや工芸品の名がふさわしい。一度口にしてしまったら、とりあえず3種類全部食べるまでは店を出る気にならないだろう。小さめのサイズも「もう一つくらい……」という気分を強力に後押しする。ちなみに筆者の個人的なお勧めはゲアキルです。
またcurioのもう一つの特筆すべき点は内装である。ディレクションはなんとあの「グリコ」のロゴをデザインした大物グラフィックデザイナー、奥村昭夫氏。そしてインターメディウム研究所(IMI)の学生さんたちである。狭小、しかも変則的な部屋の形という制約を受けながら、とても自由かつ洗練されたデザインに刮目。壁に描かれたイラスト、床・構造材の配色、家具のセレクト、配置、どれをとっても非の打ち所がない。ちょいふらついたミーンラインがほほえましいロゴデザインと併せてお楽しみください。




