江戸中期創業の由緒ある和菓子屋さん。名物は「菊寿糖」と「くずきり」。四条花見小路西の本店は四条通に面していて行列ができることが多いが、高台寺店は若干穴場のように思う。同じく抹茶パフェで有名な都路里も、四条通沿いの都路里 本店よりも、高台寺店の方が空いていることが多い。
喫茶のお薦めは「くずきり(黒蜜 or 白蜜)(900円)」。お茶と名物「菊寿糖」が1つ、そして2段重ねになった「くずきり」がセットだ。2段目には蜜、1段目に「くずきり」が入っており、くずきりの中に入っている大きくて透明な氷が涼しさを演出している。葛きりを程よくすくい上げて、蜜の中につけてから食べるので、そうめんのような感覚だ。ひんやりした葛きりが気持ちいいのもそうめんと似ている。もちろん、甘いので全然別物なのだが、蜜は甘すぎず、葛きりの盛り立て役に回っている。
何よりも特筆すべきなのが噛みごたえだ。美味しいうどんの条件としてコシが強いことが挙げられるが、この葛きりはコシどころの騒ぎではない。噛んでも噛んでも噛みきれないのだ。ぶにょんぶにょんする食感を満足行くまで味わうことができる。そうして噛んでいるうちに、蜜の甘さと葛きりの冷たさで幸せ度は加速度を増して上昇し続けることだろう。
冬季は、おしるこ(700円)・あわ善哉(700円)もあるようで、こちらも注目だ。



